【即効性抜群】リスティング広告とは?メリット・デメリットと費用の考え方

【即効性抜群】リスティング広告とは?メリット・デメリットと費用の考え方

リスティング広告は検索エンジンへの広告出稿により、いますぐ集客強化を図れる広告手法です。

  • 「リスティング広告とは?」
  • 「リスティング広告のメリット/デメリットは?」
  • 「リスティング広告以外の広告方法には何がある?」

本記事では、BtoBにおけるデジタルマーケティングの主要な集客手法である「リスティング広告」の特徴と、その他の運用型広告について説明します。

目次

リスティング広告とは?

GoogleやYahooの検索エンジンで何かキーワードを検索をした場合、検索結果の上部に「広告」と書かれた記事が表示された経験はありませんか?これがリスティング広告です。ユーザーが検索したキーワードに対して、関連する広告を上位表示させることができます。

リスティング広告は検索エンジンが提供する広告サービス上で設定を行うことで、すぐに出稿が可能です。リスティング広告で代表的な「Google広告」はクリック課金(CPC:Cost Per Click)の料金体系となっており、ユーザーに広告がクリックされた回数に応じて費用が発生する仕組みになっています。クリックの単価は掲載する媒体やキーワードの人気によって異なります。

リスティング広告はSEO対策を行わずに検索エンジン経由でのWeb集客が期待できるため、即効性が高い広告施策として活用されています。

リスティング広告のメリット

リスティング広告の代表的なメリットは以下の5つです。

  • 即効性がある
  • ターゲティングしやすい
  • 成果課金型により予算コントロールしやすい
  • パフォーマンスを把握しやすい
  • 広告出稿中でも調整可能

リスティング広告は設定すればすぐに配信されるため即効性が高く、配信ターゲットを細かく調整することができます。実施期間内での投資費用のコントロールがしやすいことも大きなメリットであり、クリック課金(CPC)」のため想定以上に費用が膨れ上がってしまうようなリスクがありません。あらゆる結果が数字で確認でき、変更はオンラインですぐに行うことができるため、広告内容の分析・改善が行いやすい仕組みになっています。

リスティング広告に対する理想的なコストの考え方は「リスティング広告による利益をさらに広告投資に回し、収益を拡大していくこと」です。以下は少々極端な例ですが、広告への投資と回収を無理なく行えている運用例です。

  • 1回目:広告予算10万円で施策を行った結果、20万円の利益が発生した
  • 2回目:広告予算20万円で施策を行った結果、配信対象に無駄があり、前回と同じ20万円の利益が発生した
  • 3回目:配信対象を改善し、広告予算20万円の施策を行った結果、30万円の利益が発生した
  • 4回目:広告予算30万円で・・・(以下改善の繰り返し)

リスティング広告の即効性を活かし、BtoBデジタルマーケティングで新たに集客施策に取り組むとなった場合、まずは「リスティング広告」で短期的な商談を創出し、中長期的な集客施策として「SEO対策」に取り組むパターンが多く見られます。

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リスティング広告のデメリット

一方で、リスティング広告のデメリットとしては、以下の3つが挙げられます。

  • 日々の最適化が前提であり、初期出稿状態のままでは費用対効果が悪い
  • 広告結果を分析するためには専門知識が必要
  • 広告を運用するらの人員や工数の確保が必要

リスティング広告は日々運用するためのリソースが必要であり、その負担は決して小さくありません。また、パフォーマンス改善にはデータ分析の専門スキルや時間が必要となり、人手不足になりがちなマーケティングチームにとっては悩ましい問題です。リスティング広告は業務の片手間ではなく、しっかりと体制を持って取り組む必要があります。

このような背景から、BtoBにおけるリスティング広告は、外部の専門家による運用代行サービスを併用するケースが多くなっています。

リスティング広告は「運用型広告」の一部

リスティング広告は「運用型広告」の一部です。リスティング広告以外の主要な運用型広告は以下の5つです。

  • ディスプレイ広告
  • リターゲティング広告
  • アドネットワーク広告
  • SNS広告
  • 動画広告

それぞれについて、簡単に説明します。

ディスプレイ広告

ディスプレイ広告は、ウェブサイト上に広告を出稿する運用型広告です。Webサイトのサイドバーなどに広告枠があり、そこに企業側の広告を表示する仕組みです。ユーザーが閲覧しているコンテンツに合わせて広告表示するため、ユーザーの検索意図との相違が少なくなります。

主に「Googleディスプレイ広告」「Yahoo!ディスプレイ広告」の2種類があります。

リターゲティング広告

リターゲティング広告は、既に自社サイトと関わりがあるユーザーにアプローチする運用型広告です。例えばリスティング広告で一度自社サイトに訪れたユーザーに対して、リターゲティング広告で追客することで「購買意欲向上」を図ります。一度でも接点のあるユーザーにユーザー広告できるため、費用対効果の高い手法です。

「ディスプレイ広告」や「SNS広告」などでも配信可能ですが、しつこい広告は逆効果になるため、配信設計が重要です。

アドネットワーク広告

アドネットワーク広告は、複数のWeb広告媒体に広告を配信できるサービスです。アドネットワーク広告を利用することで、それぞれの広告媒体を個別に関する必要がなくなり、運用工数の削減が見込めます。媒体をまたいだ幅広いユーザーをターゲットとして自社サイトに呼び込めることがメリットです。

一方でターゲットにならないユーザーへ広告表示される可能性が上がり、費用対効果が悪化する可能性があります。

SNS広告

FacebookやTwitterを利用する運用型広告です。豊富な課金制度が特徴で、年齢やライフスタイルに合わせた広告を表示できます。自社ターゲットが多くの利用しているSNSを使用することで効果を発揮します。若者世代をターゲットにするなら「Instagram」、40代以上をターゲットにするなら「Facebook」という具合で検討します。

主なプラットフォームは以下の5つです。

  • Facebook広告
  • Instagram広告
  • Twitter広告
  • LINE広告
  • TikTok広告

動画広告

主にYouTubeを活用した運用型広告です。YouTube動画の再生した際、動画の冒頭や途中で強制的に再生される「広告動画」を差し込むことができます。動画広告は視覚と音声の組み合わせにより、短時間で多くの情報が提供できる特性があります。

動画広告はユーザーが情報収集にYouTubeが活用するカテゴリのサービスで効果を発揮します。動画サイトの普及に合わせて、現在注目されている広告手法です。

BtoBデジタルマーケティングにおける動画コンテンツの活用例

まとめ

リスティング広告は即効性が高く、広告展開を急ぐケースや少額予算でも実施することができます。リスティング広告で成果を上げるには日々の運用や改善が重要になり、ターゲットを厳密に設定するペルソナ設定が不可欠です。

リスティング広告をはじめとした運用型広告は、ユーザーの意図に合わせて広告を配信可能です。企業利益に繋がりやすい広告手法といえますが、高度なスキルが必要で片手間では運用が難しいためことが実情のため、新たに発生する運用負荷や課題の解決を考慮してご検討ください。

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