【導入事例】SATORIとZoho CRMをバディコネクトで連携、きめ細かく効率的なメールマーケティングを実施できる体制を築く (MA・CRM連携支援サービス)

効果1ナーチャリングのための細かなシナリオ設計を実現

効果2メールの到達状況を可視化、顧客満足度向上を追求

効果3CRMツールとMAツールの自動連携で入力作業を省略

活用したサービス

マーケティングオートメーションツール「SATORI」

SATORI × Zoho CRM 連携支援サービス「バディコネクト」

お客様プロフィール

株式会社クロスメディア・マーケティング

設立:2008年2月
業種:サービス
URL:https://cm-marketing.jp/

企業出版、出版プロモーション、コンテンツ制作、オウンドメディア制作など、幅広い事業を通じて企業のブランディングやマーケティング戦略をトータルサポートしている。「ストーリーとテクノロジーのチカラで運命の出会いと可能性を創る。」というミッションを掲げ、高い専門知識を持つスタッフの“編集力”と“企画力”を武器に、顧客が受け取る情報価値を最大化できるようなコンテンツを提案し続けている。

※本事例の内容は、公開日(2023年12月)時点の情報です。

導入の背景

企業の採用やマーケティング戦略をワンストップで支援するクロスメディア・マーケティングでは、EメールやWebコンテンツを活用したデジタルマーケティングを行っている。これまで同社が利用していたメール配信ツールでは、特定の条件を満たした見込み顧客へ送付するメールのきめ細かなシナリオ設定が難しかった。

そこで、操作性に優れており、なおかつシナリオ機能にてメール配信を行えるMAツールの「SATORI」を新たに採用。また、顧客情報や案件の管理に利用している「Zoho CRM」とSATORI間でデータを連携可能な「バディコネクト」を使い、両ツールへのデータ入力作業を省略するなど、マーケティング活動の効率化を実現している。

理想のメールマーケティングを阻む3つの課題

シナリオ作成が煩雑、設定できないシナリオも

リード獲得後の顧客育成(ナーチャリング)のため、メールマガジン、ステップメールなどのシナリオを細かく設定したかったが、配信条件を定義するシナリオ設定の手順が非常に煩雑で、加えて実現できないシナリオがあった。

メールの到達状況が分からなかった

これまで利用していたメール配信ツールでは、送信したメールが迷惑メールフォルダに振り分けられてしまうことがあり、到達率が低かった。反応を得られない場合は、同じ内容のメールを繰り返し送信するなどの対策を立てなければならなかった。

2つのツール間における顧客情報の手動登録

MAツールのSATORIとCRMツールのZoho CRMとの間で顧客情報を手動で情報を登録する必要があり、担当者の工数が増加することになった。両ツール間で差分のない顧客情報の管理を優先すると、リード獲得後のメール送信など、見込み顧客へのフォローまで手が回らなかった。

「SATORI」+「バディコネクト」のユーザーベネフィット

直観的なUIにより効率的なシナリオの運用を実現できた

ナーチャリングに活用するメールのシナリオをより細かく設定できるようになった。シナリオを途中で変更するなど、柔軟なシナリオの運用を実現できた。

直観的に設定できるSATORIのシナリオ

顧客に合うメールを送付、顧客満足度向上へつなげられる

見込み顧客にメールが到達しているかどうか把握できるようになった。同じ内容のメールを繰り返し送信する必要がなくなり、見込み顧客の温度感に沿った内容のメールを届けられるようになった。

メール配信結果を詳細に確認・分析

データ登録作業を省略、見込み顧客へのフォローが可能に

バディコネクトの導入によって、SATORIとZoho CRM間のデータ連携が自動化された。手作業での入力がなくなったため担当者の工数を大幅に削減でき、見込み顧客へのフォローを行えるようになった。

「バディコネクト」でSATORIとZoho CRMを連携

「SATORI+バディコネクト」の選定理由

高度なナーチャリングを行えるシナリオ設計機能を有していた

ナーチャリングを行う際は、シナリオメールを配信し、開封率・クリック率などを分析し続ける必要がある。SATORIは、より高度なナーチャリングを目指していたクロスメディア・マーケティングが必要とする、メールの細かな配信設定機能を有していた。そのほかに、日本の商習慣に適した国産ツールであること、他製品と比べてコストパフォーマンスに優れていることなども評価した。

SATORI社のパートナー企業が提供するデータ連携サービスだった

バディコネクトが、SATORI社のパートナー企業であるバディマーケティングが提供するサービスである点に魅力を感じた。また、同社がSATORIと他ツールの連携について豊富な実績とノウハウを持っていること、連携後に注意すべき点、運用に関するドキュメントの作成についても相談に乗ってもらえることに安心感を覚えた。

お客様インタビュー

SATORI導入後は、メールのシナリオ作成を手軽に行えるようになりました。当社が希望していた、きめ細やかなメールマーケティング施策を実行できています

株式会社クロスメディア・マーケティング
執行役員
中山 直基 氏

デジタルマーケティングの高度化を目指してSATORIを導入

当社では、Web上のコンテンツを利用したマーケティングおよび営業活動を展開しています。当然MAも必要でしたが、これまではすでに導入していたメール配信ツールやZoho CRMの標準機能を使って行っていました。

しかし、メールのシナリオ設計を行う場合は作業が煩雑で、私たちが求めていたユーザーのサイト訪問履歴に基づくスコアリングや、それに応じたメールの自動配信のように細かなシナリオ設計ができないという課題を抱えていました。

デジタルマーケティングの高度化を目指して、2021年ごろからMAツールの導入を検討し始めました。Web上などで情報収集して5種類のツールを比較検討したなかから、「SATORI」を選定。導入フェーズにこぎ着けたのは2022年6月ごろです。

細やかなメールマーケティングの実施と業務効率化を同時に進める

SATORI導入後は、メールのシナリオ作成を手軽に行えるようになり、細やかなメールマーケティング施策を実行できています。また、メールが見込み顧客に届いているのかどうかも分かるようになりました。シナリオ作成を簡略化できてメールマーケティングの高度化を狙えるようになった、とうれしい声が社内から上がっています。

ただし、MAツールとCRMツールを別々に運用することになるため、顧客情報の連携がスムーズに進まず、一方のツールに登録されていない顧客情報をもう一方に手作業で入力する、非効率な業務が発生することになる点は導入前から懸念していました。

この課題について、SATORI社からパートナー企業として紹介されたバディマーケティングに相談したところ、データ連携支援サービスの「バディコネクト」を提案されました。SATORIとZoho CRM間で顧客情報を自動連携できるバディコネクトはSATORI活用を推進する上で非常に有用なサービスだと判断し、SATORIと同時期に導入することを決定しました。

実際、バディコネクトの導入準備期間中はSATORIとZoho CRMそれぞれに顧客情報を手動でインポートしていました。まさに暗黒期でしたね。担当者が入力作業に時間を取られ、リード獲得後にメールを送らずに放置してしまう機会損失が発生していました。

CRMとMAの自動連携で入力作業を省略、継続的なマーケティング精度の向上に注力

バディコネクトにてZoho CRMとSATORIを連携してからは、入力作業の担当者が見込み顧客へのフォローへ注力する時間を創出できています。

SATORIには、Webページへの来訪履歴をグループ化する「セグメント」機能を始め、非常に多様な機能が搭載されています。すべて活用できれば、パーソナライズされたデジタルマーケティングを手軽に実施できるでしょう。まだ当社は最適な利用方法を試行錯誤している段階ではありますが、精度の向上を目指して、これからは他の機能も取り入れたマーケティング活動を展開していきます。

「SATORI+Zoho CRM+バディコネクト」活用術

「SATORI」のタグ機能によるシナリオ作成・管理

メールマーケティングは、顧客の温度感や興味・関心に合わせた内容のものを配信することがカギとなる。顧客に合わせて配信する内容をセグメント化しなければならないが、セグメントの作成や管理には複雑な条件設定が要求されるため、手間がかかりやすい側面がある。

そこでクロスメディア・マーケティングが用いているのがSATORIのタグ機能だ。メール内のURLをクリックしたなど、顧客が取った特定の行動に対して「タグ」を付与し、グループ化することで、顧客に合ったメールのシナリオを容易に作成できる。顧客が閲覧したコンテンツの内容に即したフォローアップメールを送付したり、メッセージやキャンペーンの効果を比較検証したりする際などにも、このタグ機能が役立つ。

新たなマーケティング施策の展開を後押しするサポート体制

新しくツールを導入した後は、どれほど卓越したUIであっても使い方に迷うことがあるだろう。同様の状況に陥ったクロスメディア・マーケティングが強調するのが、SATORIのサポート体制は非常に優れているという点だ。

運用中に生じる疑問に対して、正確な回答が迅速に得られる。マニュアルの分かりやすさ、対応の丁寧さも評価に値する。ユーザー企業は、希望すればSATORI社が開催する勉強会に参加することも可能だ。MAツールを利用する上では機能が充実していることも大切だが、使いこなすための支援が豊富にそろっていることは、新たなマーケティング施策を実行する後押しになるだろう。

「SATORI」と「Zoho CRM」との使い分け

Zoho CRMは、主に営業チームが顧客と取引するときや案件を管理するときに活用。マーケティングチームはZoho CRMとSATORIの両方を利用して、見込み顧客の興味や関心に即したコンテンツを提供している。

バディコネクトの役割

クロスメディア・マーケティングでは、かねてより活用を進めていたZoho CRMと新たに導入したSATORIとでの顧客情報の分散管理を余儀なくされていたが、バディコネクトを用いて顧客情報を自動的に連携・管理できるようにしている。

ユーザー様から「SATORI」活用のアドバイス

SATORIでは細かなシナリオ設計が可能ですが、シナリオ作りの基本を知らない初心者がいきなり活用することは難しいかもしれません。ただし、勉強会やワークショップを開催するなど、サポート体制が非常に手厚くなっています。積極的にサポートサービスに相談すると、スムーズに活用できるでしょう。


株式会社クロスメディア・マーケティング様にSATORI × Zoho CRM 連携支援サービス「バディコネクト」を導入、ご活用いただいているお話を伺いました。バディマーケティング株式会社では、お客様のマーケティングチームの「バディ」として、「SATORI」をはじめとするMAツールの導入前後のさまざまな課題解決に伴走し、新規リード獲得や継続的なリードナーチャリングなど、デジタルマーケティングの戦略面から施策実行までを総合的にサポートしています。デジタルマーケティング関するに課題がございましたら、ぜひお気軽に当社までご相談ください。